実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦
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山岡 佑(やまおか・たすく)
公認会計士 / 株式会社シクミヤ代表取締役 1986年生まれ。東京工業大学工学部経営システム工学科卒業、同大学院社会理工学研究科経営工学専攻修士課程修了。有限責任監査法人トーマツ、ITベンチャー企業を経て独立。株式会社エフ・コード監査役など、複数社で取締役・監査役を務める。現在、スタートアップ企業向けのIPO支援や経営コンサルティングを業務としている。
「資本政策の感想戦」と「資本政策の定跡」を大幅に加筆修正した、スタートアップ向けファイナンス指南の決定版。
取り上げたのは、新規株式公開した以下の6社。プレイド、スペースマーケット、Gunosy、 Sansan、UUUM、ニューラルポケット。
初めに
メッセージは2点
新規株式公開した企業が上場に至るまでにどのように企業・サービスを成長させていったか
結構読み応えがある基素.icon
もくじ
序章 上場した企業の資本政策から何を学ぶか
第1部 資本政策の感想戦
共通の成功パターンは存在しない
どの企業もそれぞれ状況が大きく異なるため
新規に会社設立するなら10000株発行
1株の持分比率が0.01%
第3章 Gunosy――迅速な資金調達で競合企業に先んじて上場を果たす 第5章 UUUM――YouTuberなどキーマンに対する独特のインセンティブ設計 第2部 資本政策の定跡
第7章 共同創業者や創業メンバーに対するエクイティ付与
――「初手」創業メンバー間持分比率をどう決めたか?
――事業上のキーマンにどの程度エクイティを渡すか?
第9章 従業員に対するエクイティ・インセンティブの付与
――統計情報から確認する相場観
この6社の資本政策、すなわち株式や新株予約権を最適に活用するための計画を「設立から上場までに行った全資本取引」、プレイド21回、スペースマーケット14回、Gunosy19回、Sansan30回、UUUM18回、ニューラルポケット19回、合計121回を「資本取引の影響」と「増加株式数内訳」に分けて詳細に解説している。 スタートアップ向けのファイナンス本としては、磯崎哲也著『起業のファイナンス』など良書はあるが、本書は上場までのケーススタディ集として類書が皆無の超絶ファイナンス本。